ID-Blogger

SEO対策まとめTIPS 2010年版

一応Web制作を生業としておりますので日々それなりにSEO関係の情報を集めてはおりましたが、SEOに問題を抱えたWebサイトの案件がパタパタと入って来たもので、改めて最新のSEO対策をまとめて備忘録にしておこうと急遽思い立ちました。
SEO専門業者ではないので足りない部分もたくさんあるとは思いますが、自分なりに2010年の情報を中心に情報を集めました。かなりザックリした内容ですので詳細な解説などはリンク先の記事を読んでいただければと存じます。
Yahoo!Japanの検索エンジンがYSTからGoogleになるのが決定したので、YST(Yahoo! Search Technology)に対するSEO対策は情報収集しておりませんのでご留意ください。まぁ元からYahoo!の情報はほとんど集めてないんですが...


まずはSEOを考える上先にコレを読んでおくとイイよという記事一覧です。

以上を踏まえてババッと行きます!


SEOの目的

まずは何故にSEOを重視するのかという目的について。
「SEO屋で"キーワード○○で1位"しか言えないのは二流だよね | Web担当者Forum」の記事の丸パクリで申し訳ないですが、でもその通りだと思いますので!
上から順に優先度の高いSEOの目的になります。

  1. サイトの目的に合うユーザーを検索エンジンから多く誘導する
  2. 検索エンジンから多くのユーザーを集める
  3. 潜在顧客がコンバージョンに至る際によく使うキーワードで上位をとる
  4. ユーザーが興味をもって検索するキーワードで上位をとる
  5. 検索される回数の多いキーワードで上位をとる
  6. サイトのテーマに合った特定キーワードで上位をとる
  7. 検索結果で1位をとる


「検索結果で1位をとる」事が最大の目的ではない事に注意しましょう。

ちなみに良いSEO業者の見分け方は比較的簡単です。その業者のGoogle PageRankを見れば一発です。
当然自社のWebサイトには最強に手を尽くしているハズなので、高ければイイし低ければダメという事です。

面白い話があって、ある日弊社にSEO業者から営業の電話があったのですが「どこで弊社を知ったのですか?」と質問したら「検索エンジンで探しました!」とご返答が。「じゃあ十分SEO効いてるので結構です」とお断りした事がありましたw


検索エンジンのWebサイト評価基準

検索エンジンのWebサイトの評価基準は何百項目もあるんですが、大きく分類すると以下の4つの集約されるかと。

  • ドメインの信頼性、重要性、権威度 (ドメインの古さ、地理条件、公共性、有名な事など)
  • キーワードの量、品質、関連性 (外部リンクのアンカーテキスト、ページ内でのキーワード利用率など)
  • リンクの量、品質、関連性、話題性 (外部Webサイト・ブログ・SNS・ソーシャルブックマーク・Twitterからのリンクなど)
  • ユーザーの動向 (訪問者数、クリック率、Webサイトの読み込み速度など)


検索エンジンサイトが実際の評価基準が何なのかを明かしていないので、何が基準なのか本当のところ誰も知りません
ただ検索エンジンの中の人がちょこちょこ発言したり、SEO研究者が実験して恐らくコレだろうという結果の集合情報という事になります。

面白いな~と思ったのは検索エンジンがをTwitterのリアルタイムデータから「今この瞬間に話題になっている事」を集計して、話題性を計測する事で短期的なランキングを押し上げているという点。
これがまさに2010年の「なう」なSEOなのかもw

あとGoogleがページの読み込み速度によってユーザーの動向に影響があるというデータから、評価基準に「ページの読み込み速度」も含めるようになるというのも面白いです。


Webサイト評価基準に関連する記事一覧


SEO対策

施策する事で効果のあるSEO対策には以下のようなものがあります。

  • URLとサイト構造
    • コンテンツを組織図のように設計し、Webサイト内のナビゲーションを容易にする。
    • URLの正規化。「○○○○.jp」と「www.○○○○.jp」と「www.○○○○.jp/」は別扱いなのでURL表記は統一する。
    • ファイル名とディレクトリ名に「profile」や「contact」などページを説明する言葉を用いる。
    • ディレクトリの階層数を制限して浅くする。
    • 各ページに少なくとも一つの内部リンクを張る。
    • 動的URLのパラメーターの数を最小限に抑える。
    • 正しいHTMLマークアップを心がける。
    • HTMLを軽量化しページの表示速度を上げる。
    • JavaScriptとCSSコードを外部ファイル化する。
    • フレームを使わない。
    • コンテンツをh1・h2などの見出しタグで体系化する。
    • セッションIDやクッキーの使用を控える。
    • 移動したページにはJavaScripとmeta refreshタグでのページ転送を行わないで301リダイレクトを使用する。
    • カスタム404エラーページを制作して適切なページに誘導する。
    • RSSなどのフィード情報を配信する。
  • リンクとキーワード
    • titleタグに独自で適切なページタイトルをつける。
    • metaタグのdescriptionパラメーターに適切なページの解説文を書く。
    • metaタグのkeywordパラメーターに適切なキーワードを含める。
    • h1・h2などの見出しタグに適切なキーワードを含める。
    • aタグのリンクに適切なアンカーテキストを書く。
    • aタグで正しいURL構文を使用し、正しいリンク先を指定する。
    • 内部リンクに絶対URLを使う。
    • 内部リンクのaタグにtitle属性を追加する。
    • strongタグを使用してテキスト本文のキーワードを強調する。
    • 重要なテキストコンテンツやサイトナビゲーションにJavascript・Flash・imgタグの画像を使用しない。
    • 画像にはalt属性で適切な画像の解説文を書く。
    • 画像のファイル名に「topimage.jpg」など画像を説明する言葉を用いる。
    • ロングテールキーワードも重視する。
  • ウェブマスターツールの活用
    • Webサイトがインデックスに正しく登録されているか確認する。
    • sitmap.xmlでWebサイトをインデックスに登録できるようにする。
    • 404エラーページを無くし、適切にページを検出してクロールできるようにする。
    • robots.txtを効果的に使用する。
    • Google Analyticsなどのアクセス解析サービスも活用する。
  • 質の高いコンテンツとサービス
    • キーワードと関連性が高く役立つコンテンツにする。
    • ユーザーが探している実用的でユニークな情報を提供する。
    • 他のサイトからバックリンクが貼られるようにする。
    • サイトを簡単にアクセスできるようにする。
    • ブログを書き質の高いコンテンツの提供と多くのユーザーと活発な交流を持つ。
    • TwitterやSNSなどを活用する。より多くのユーザーと活発な交流を持つ。
    • 多くの関連性のないリンクを並べただけのページを作らない。
    • 正しい方法でサイトを宣伝する。
    • インターネット以外でも有名になる。
    • Webサイトに愛情を注ぐ。


今まで定石として挙げられてきた技術的なSEO対策のオンパレードです。こうやってまとめると結構な数になりますね...これSEOなの?っていうものグチャグチャに混ざってますが。
Webサイトの制作というのはこういう細かな事を念頭に置きながら行わなければならないので、実際かなり大変な作業です。

正しいHTMLマークアップに関しては直接SEOには関与しませんが、結果的にいろいろ得るものもあるので推奨されてます。
「質の高いコンテンツとサービス」に関しては技術だけではどうしようもない部分なので、関係者が一丸となって取り組んでいかないと実現する事は難しいと思います。

何よりも面白いのが「Webサイトに愛情を注ぐ」というSEO対策www
でもきっとコレが一番大切なコトなんだと思います!!


SEO対策に関連する記事一覧


SEOスパム

施策する事で逆に評価を下げるSEO対策(SEOスパム)には以下のようなものがあります。

  • 隠しテキストと隠しリンク
  • titleタグやh1タグにキーワードを詰め込むなどキーワードの乱用
  • 検索エンジンロボット用にクローキング、不正なJavaScriptリダイレクト、誘導ページ
  • リンク交換サイトに登録するなど関連性のない大量の相互リンク
  • オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しない
  • 有料リンクや検索エンジン最適化サービスの購入
  • 同じページのコピーを複数作成して別のURLで公開


他にもいっぱいありますが、参考にした記事で記載されていたものを列挙しました。
誰だって騙し討ちみたいな事をされるのは嫌なものです。自分がユーザーの立場になって考えて嫌だな~と思う行為は基本的に全てSEOスパムと考えていいと思います。

衝撃を受けたのはGoogleのヘルプフォーラムにあがっていた「PCスクールで勉強した通りにH1タグをCSSで見えなくしていたのがスパムと判断されたようで圏外となりました。」という話。
h1タグとかリンクメニューをCSSでテキストぶっ飛ばして画像に差し替えるのは常套手段なので、これでグーグル八分にされるというのは驚きです。

今のところ弊社で手がけたWebサイトでペナルティを食らっていない事を考えると、使う事自体に問題がある訳ではなく「使い方に問題がある」ようです。
この点についてはGoogle ウェブマスター向け公式ブログの「隠しテキストは Google のウェブマスター向けガイドライン違反です」の記事で解説されています。
単純にユーザーにとって有益でない使い方の場合のみペナルティになるようです。ホッとしましたw


SEOスパムに関連する記事一覧


間違いだらけのSEO対策

昔は有効だったけど2010年現在は無意味か迷信と思われるSEO対策、またはSEOスパムには以下のようなものがあります。

  • URLとサイト構造
    • ドメインは「wwwあり」の方がいい。
    • サイト内に重複するコンテンツがあるとペナルティを受ける。
    • .htaccessでURLを書き換えた(スラッシュ終わりなどにした)方がいい。
    • PageRankはもはや意味を持たない、またはPageRankがすべてだ。
    • サイトのURLは定期的にに登録しなおす必要がある。
    • 正しい(X)HTMLの記述はサイトのランク付けを上げる。
    • 拡張子は動的なもの(.php.cgiなど)より静的なもの(html)の方がいい。
    • サブドメインよりディレクトリ分けの方がいい。
    • 文字コードはShift-JISが最もいい。
    • ディレクトリは浅い方が良く、ホームディレクトリに全htmlを置くのが最強。
  • リンクとキーワード
    • 何千もの検索エンジンや登録サイトに登録されることが重要だ。
    • とにかく多くの被リンク、バックリンクが必要だ。
    • 重要なキーワードは重要なページの重要な場所に出来る限りたくさん詰め込む。
    • 「キーワード密度」には意味がある。
    • ビッグワードで上位表示しないとダメだ。
    • クローラーが重視するのはヘッダ(ソースの上部)だが次に重要なのは真ん中(コンテンツ部分)よりフッタ(ソース下部)。
    • 外部リンクを張らないでPageRankを外に漏らさない方がいい。
    • h1要素は検索順位獲得に貢献する。
    • h1を入れるならbody直下が一番いい。
    • titleタグにキーワードを詰め込んだ方がいい。
    • 需要のないキーワードで上位表示しても無意味だ。
  • ウェブマスターツールの活用
    • HTMLとXHTMLを混ぜて使用するとウェブマスターツールの認証に失敗する。
    • sitemap.xmlを使うとサイトのランク付けが下がる。
    • AdWordsやAdSense、Analyticsを利用するとサイトの評価が上がるもしくは下がる。
  • 質の高いコンテンツとサービス
    • コンテンツが良ければ高い検索順位を得られる。
    • トップページを毎日更新しないと検索順位は維持できない。
    • 何でもいいからちょっとでも修正を毎日繰り返して更新する。
    • 一度ランク付けがあがったらもうサイトに手をつけないほうがいい。
    • 検索結果でのクリック率が順位に影響する。
    • 常に新しいSEO対策のテクニックが必要だ。
    • SEOは特殊技術だ。
    • SEO業者に依頼しないとダメだ。
    • YahooとGoogleでは異なる対策が必要だ。


勘違いというか盲信していたような項目が結構あってガックシ...

前述のSEO対策・SEOスパムの項目と矛盾しているような場合は、ニュアンスとか言葉の捉え方によって意味合いが変わっているものです。
例えば「コンテンツが良ければ高い検索順位を得られる」に関しては、検索エンジンはプログラムだからコンテンツの良し悪しまでは判断出来ないよという意味です。コンテンツが良ければイイに決まってるんですが、コンテンツが良さ自体が直接SEOに寄与するワケではナイという事です。
あとはGoogleは関係しないけどBingには関係があるとか、全部ゴチャ混ぜにして列挙している事もあります。

一番間違っているのは「簡単に検索順位を上げる方法を探そうとする事」なんですけどね。


間違いだらけのSEO対策に関連する記事一覧


検索エンジンは人になろうとしている

さて問題です!ライバルサイト全てがSEO対策を完璧に施策したらどうなるでしょうか?

答えは「最終的にコンテンツの質がSEOの勝敗を決める」という事に集約されるのかと思います。
SEOの考え方が広く知れ渡るようになって既に何年も経過しています。SEO対策なんてみんなやってて当たり前でやらないのは愚策ですが、技術的に施策可能なSEO対策ばかりを追い求めても目的は達成できないという事です。

今回この記事を書くにあたって、日々の絶え間ない情報収集とほぼ丸一日近く時間をかけてまとめ上げるという労力を使っています。
でもこれでまたコンテンツが充実しました。
この記事を書く事自体がコンテンツを充実させるSEO対策になっているワケです。


SEOの話をする時によく「検索エンジンは人間の判断力を再現しようとしている」と説明しています。
自分自身で「こんなサイトなら見たい!」と思うようなWebサイトに仕上げていく事。その基準が検索エンジンのWebサイト評価基準とイコールだと思っていいのではないでしょうか。