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斑鳩 IKARUGA

斑鳩 IKARUGA XBOX360版
デザイナーは映画を観たり、音楽を聴いたり、本を読んだりする事でイマジネーションを深める人種です。以前から度々公言しておりますが、デザイナーなら確実にTVゲームをやるべきだと思います。 まぁほとんどのデザイナーは映画も音楽も本もゲームも大好きなんですけどね。 もちろん私も大好きですw

そんな中でもお気に入りのゲームがありまして、シューティングゲームを作らせたら右に出るものナシといわれるトレジャーが世に生み出した「斑鳩 IKARUGA」というゲームがあります。
元々は2001年にアーケードで出たものですが、DCやGCにも移植され、今やプレミアソフトとなっている伝説のゲームです。(ドリームキャスト版がAmazonで¥24,800!!)
あれから既に6年は経過しましたが、未だに最高峰のシューティングゲームとして君臨し続けています。
私もドリームキャスト版を持っておりますので、度々引っ張り出しては遊んでいる現役選手ですw

そんな「斑鳩 IKARUGA」がXbox LIVE ARCADEで登場するとの情報をキャッチしましたので、この機会にご紹介しておきたいと思います。

高次元で融合する芸術性

まずはデザイナーっぽい視点からのご紹介でw

ゲームシステムの根本にも絡んでいますが、「白」と「黒」のコントラストが非常に重要な役割を果たしています。リアルで重厚感のある緻密なグラフィックと相まって、どの場面を切り取っても徹底した美学を感じさせます。
そしてそれに負けないのがオーケストラを基調とした音楽で、このサントラだけで軽くご飯3杯はイケますw

「最高のグラフィック」に「最高の音楽」。これらを芸術的なまでに融合させているのが「最高の演出」です。
あらかじめ決められたスピードで進行していくというシューティングゲームの特性を生かして、ゲーム中の敵機の動きや攻撃方法、ストーリー性を感じさせる字幕テキストといった各種オブジェクトと、音楽の盛り上がりのタイミングまでが完全にシンクロし、「ゲームをプレイしている」という次元を超えて「ひとつの世界を体感している」という域にまで昇華されています。
一番近いのは"映画を観ている感覚"に似ているかもしれません。それほどまでに完成された演出だといえるでしょう。

Wikipediaではこんな風に紹介されていました。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』:斑鳩 (シューティングゲーム) - 概要
NAOMI基板の性能をフルに発揮したグラフィック、彩度を抑えたカラーデザイン、ゲーム中に挿入されるテキストのセンス、ステージの流れや音楽の流れるタイミングまで緻密に計算された演出、硬派なストーリーやキャラクター設定等は多くのプレイヤーの支持を得ており、演出系シューティングゲームのひとつの到達点とも言われている。

脳を揺さぶる練りこまれたゲームシステム

プレイ方法はいたってシンプルで、8方向レバーと2ボタンとなっております。ひとつは"ショットボタン"で、もうひとつは"属性切り替えボタン"となっています。この「属性切り替え」がクセモノで、このゲームの一番のキモになります。 ちなみに2ボタンを同時押しで「力の解放」というボム的な攻撃もできます。

重要な役割を果たす「属性切り替え」ですが、前述のグラフィックでもあげた通り、このゲームには「白」と「黒」の属性が存在します。
プレイ動画を見ていただければ分かると思いますが、この属性は自機だけではなく、自弾や敵機、敵弾にも存在し、以下のような法則で相互関係が成り立っています。

  1. 自機が白属性の時は、白属性の敵弾ではミスにならず弾を吸収する。
  2. 自機が黒属性の時は、黒属性の敵弾ではミスにならず弾を吸収する。
  3. 属性切替中の一瞬(自機の周囲にフィールドを展開していない状態)だけはどちらに当たってもミスとなる。
  4. 自弾と敵機の属性が異なる場合、同属性の場合に比べて2倍のダメージを与える。弾の当たり判定も大きくなる。
  5. 敵機を破壊すると、難易度と属性に応じて撃ち返し弾が発生する。

一見、逃げ場の無い弾幕の嵐と思えますが、この属性を切り替えをうまく利用する事で安全地帯になったり、パワーアップして一気に敵を殲滅できたりと、非常に幅の広い活用方法があります。

単純な法則なんですが、実際にプレイしてみると一瞬で「危険⇔安全」が一変し、リアルタイムでめまぐるしく展開していきますので、日常では体験し得ない「右脳と左脳がガンガンに揺さぶられる」不思議な感覚に襲われること必至ですw
脳の使用頻度は、ちょっと前に流行った「脳トレ」なんて遥かに凌駕しています!
この練りこまれたゲームシステムには脱帽です...

万人にオススメできるパズルシューティング

「シューティングゲームなんて難しくてできない!」という方にも実はオススメできます!

敵の出現するタイミングや攻撃パターンは何度プレイしても変わることはありません。なので何度もプレイして暗記すれば必ず攻略できるように作られれています。

見た目はシューティングゲームですが、固定された敵機の出現パターンや得点システムも相まって、真の姿はテトリスのような「アクションパズル」といえるでしょう。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』:斑鳩 (シューティングゲーム) - 得点
こうした特徴により斑鳩やレイディアントシルバーガンはパズルシューティングゲームとも呼ばれ、一般的なシューティングゲームと評価を異にする理由の一つとなっている。

「最高のグラフィック」に「最高の音楽」、そして「最高の演出」が加わって、「練りこまれたゲームシステム」に緻密なプレイパターンを構築する「あなた」が加われば、その姿そのものがまさに『芸術』という域にまで達することでしょう。