ID-Blogger

Google App Engine for Javaの初期設定の仕方

Google App Engineの概念を簡単に説明するのは難しいですね...。ザックリいうと進化型ホスティングサーバーという事でいいのでしょうか?
Googleのサーバー資産を利用してWebアプリケーションの開発ができる、いわゆるクラウドコンピューティングの中でもIaaS(Infrastructure as a Service)という分類に属するサービスになるかと思います。

Googleの強力なインフラを一定リソースまでは無料で利用可能なのでアクセス数などが読めないWebサービスのローンチ時などに便利ですし、Google Appsと組み合わせると独自ドメインでの運営も可能なのでその気になれば無料のホスティングサーバーにもなってしまうという、まさにWeb屋笑い泣きの恐ろしいサービスです。

以前ちょっと手をつけた際には開発言語にPythonしか使えず頓挫していたのですが、いつの間にかJavaにも対応していたので改めてチャレンジしてみる事にいたしました。
最初の準備がいろいろメンド臭かったので、Windowsでの開発環境の初期設定までを備忘録として残しておこうと思います。

まずはGoogle App Engineに登録申請

「Google App Engine」は事前に登録してないと使用できません。登録申請のページにアクセスしてGoogleアカウントで登録申請をしましょう。
「Welcome to Google App Engine」という画面が出るのでCreate an Applicationのボタンを押せば30分程度でサービスが使えるようになるはずです。

Google Appsのアカウントの場合はhttps://appengine.google.com/a/ドメイン名にアクセスすればOKです。

JavaSE開発キット(JDK)のインストール

Google App Inventorの初期設定の時にインストールしたJavaは何だったのか...。
Javaのランタイム(実行環境)であるJREを含む、コンパイラやらアーカイバやらクラスライブラリなんか一式を含むJavaSE開発キット(JDK)をインストールします。

  1. ORACLEのダウンロードページからインストーラーをダウンロード(現時点でJDK6 Update21が最新版でした)
  2. ダウンロードしたexeファイルから指示に従ってインストール

Eclipse IDE for Java Developersのインストール

Javaの開発には統合開発環境(IDE)Eclipseがあると便利なのでインストールしましょう。なんか各開発言語毎にいっぱい種類ありますね...それぞれの違いはパッケージ一覧で確認できます。
「Google App Engine for Java」で使用するのはEclipse IDE for Java Developersです。

統合開発環境(IDE)Eclipseの起動画面
  1. Eclipse IDE for Java Developersのダウンロードページから本体のzipファイルをダウンロード(リンク先はWidows32bit版です。現時点でHelios(3.6)が最新版でした)
  2. ダウンロードしたzipファイルを任意の場所に解凍
  3. 解凍したフォルダ内のeclipse.exeをダブルクリックで起動
  4. 任意の場所にworkspace(プロジェクトの管理データとかが入るっぽい)を設定
Eclipse IDE for Java DevelopersのWelcome画面

起動直後はWelcome画面です。

Google Plugin for Eclipseのインストール

Eclipseで「Google App Engine for Java」のアプリケーション開発、テスト、アップロードができるようにするGoogle Plugin for Eclipseをインストールします。
今回インストールしたEclipseのバージョンがHelios(3.6)でしたのでそれにあわせて設定します。(各バージョンの設定方法はクイック スタート ガイドにあります)

Google Plugin for Eclipseのインストール
  1. Eclipseの「Help>Install New Software...」を開く
  2. Work withの欄に「http://dl.google.com/eclipse/plugin/3.6」と入力してAddをクリック
  3. Nameの欄に表示された「Plugin」と「SDKs」にチェックしてNextをクリック
  4. インストールが完了したらFinishをクリック

基本的な初期設定は以上で終了です。
具体的なプログラミングについてはいずれまた記事を書こうかと思います。

デモはGoogle App Engine SDK for Javaから入手

以上で下準備は出来上がったのですが、「Google App Engine for Java」の解説ページにあるデモプロジェクトの作成を進めて練習したりする場合には、デモプロジェクトのファイル一式がGoogle App Engine SDK for Javaの中に入っていますので必要になるかもしれません。
EclipseとGoogle Pluginを使用している場合はこのSDKは不要なのですが、デモプロジェクトを進めたいときにはダウンロードしておくと良さげです。

Eclipseの日本語化

EclipseのUIまわりは全て英語表記ですが、blanco Frameworkが提供する日本語化言語パックを追加インストールすることで日本語化する事が可能です。
今回インストールしたEclipseのHelios(3.6)の日本語化の手順は以下の通りです。

  1. Eclipse Helios(3.6M4)日本語化言語パック(サードパーティ版)のダウンロードページからLanguage Packのzipファイルをダウンロード
  2. ダウンロードしたzipファイルを任意の場所に解凍
  3. Eclipse本体(eclipse.exe)のあるルートフォルダ内にあるdropinsフォルダに「nlpack」という新規フォルダを作成
  4. 作成したnlpackフォルダに解凍した「eclipse」というフォルダをまるまるドロップして追加

あとは普通に起動すれば日本語化されているはずです。
ちなみにEclipse日本語化言語パック(サードパーティ版)のページに各バージョンの日本語化言語パックの一覧がありますので、Eclipseのバージョンが新しかったり古かったりする場合にはこちらから探してみてください。

EclipseにインストールされているJREの確認

前述のデモプロジェクトを開発の中でjspファイルを作成すると「Your Web Application Project must be configured to use a JDK in order to use JSPs」というエラーが発生。なんだコレは...とググってみるとGoogle App Engineグループでこのエラーに関するディスカッションが上がっているのを見つけました。

JavaSE開発キット(JDK)のインストールをする前に通常のJavaランタイム(JRE)をインストールしてしまっている場合、Eclipseでは先にインストールされているJavaランタイム(JRE)を優先して設定しているようです。
前述のエラーが発生した場合はEclipseにインストールされているJREを確認して再設定してください。

EclipseにインストールされているJREの確認
  1. Eclipseの「Window>Preferences」を開く
  2. Preferencesウィンドウの「Java>Installed JREs」をクリックして展開
  3. Nameの欄に「Plugin」と「SDKs」にチェックしてNextをクリック
  4. インストールが完了したらFinishをクリック