EPIA-M1000で静音・省電力・省スペースなUbuntuサーバーを構築

VIA EPIA-M1000

ネットの世界はまさに日進月歩。
サーバーサイドでのいろんな最新技術のノウハウも蓄積しなきゃいけないと思い立ち、昔Webサーバーのテスト用に組んで放置していたMini-ITX規格のPCにUbuntuサーバーを組み込んでゴリゴリ遊べるWebサーバーを構築する事にいたしました。

そういえばUbuntuの事をずっと「アバンツ」と呼んでおりましたが、正しくは「ウブントゥ」と発音するそうです。お恥ずかしい...。


ベースにしたのはVIAの「EPIA-M1000」で、「静音・省電力・省スペース」の三拍子が揃っているので、常時稼動させるサーバーにはもってこいのマザーボードです。
ケースも外部電源(ACアダプタ)でバッチリ静音、サイズも一番小さいヤツなので、気分的にはちょっと大きめの玄箱かなとw

以下は失敗も含めての備忘録的な内容なので、チャレンジする方は全部読んでから作業を進めてください。


Ubuntuサーバー版を準備

まずはUbuntu公式サイトからISOイメージのダウンロードページへ。

Download locationは当然のことながら「Japan」を選択します。
「Alternative download options」をクリックするとオプション項目が出てくるので、インストールするサーバーのバージョンを選択します。
この記事の時点では「Ubuntu 9.10 Server」か「Ubuntu 8.04 LTS Server」が選べましたので、「Ubuntu 9.10 Server」の方をチョイスしました。
EPIA-M1000のEdenは32ビットCPUなので「32-bit version」にチェックを入れます。

ちなみにUbuntu LTSとは"Long Term Support"の頭文字の略で、長期サポート版という事です。
通常版が半年ごとにリリースされるのに対してLTS版は2年ごとにリリースされ、デスクトップ版は3年、サーバー版は5年のサポートが受けられるようです。


あとは「Begin download」をクリックするとISOイメージのダウンロードが始まります。
落ちてきたISOイメージをImgBurn等の適当なライティングソフトで焼いてインストールCDを作成します。


Ubuntuサーバー版のインストールができない

EPIA-M1000にインストールCD入れて起動すればOKですが、念のため1st Bootが光学ドライブになっているかBIOSで確認しておきましょう。
ちなみに起動時に"Del"キー連打でBIOS画面出せます。

インストールCDを読み込んだら...ん?言語選択とか出るはずなんだけどまぁいいか。インストールを選択するとウィザードが起動して...

VIA on Ubuntu Server でエラー?

と思ったらなんじゃコリャぁ~~!!
一応ウィザードは動いてるっぽいんですが画面が乱れて全然見えないwww

どうやらVIAの古いチップセットのビデオドライバがインストーラーに含まれていないのが原因のようで、「Ubuntu 8.04 LTS Server」にしたりBIOSとかディスプレイの設定とか変えてもダメでした。
トホホ...


Ubuntuデスクトップ版からサーバー化する

これは困った。という事で試しに他のPCのインストールに使ったUbuntu 9.04 デスクトップ版のインストールCDを入れたら...普通にインストールできました♪
ここはスッパリ諦めてデスクトップ版からサーバー化する方向に方針転換です!
デスクトップ版とサーバー版で基本カーネルは一緒なんで問題ないと思います。


Ubuntuデスクトップ版ではデスクトップ環境(GNOME)とOpenOffice.orgなんかの各種アプリケーションが入ってて、設定もGUIでいろいろ操作可能。
Ubuntuサーバー版は基本CUIしかなくて、最初からLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)環境が構築できるという違いがあります。

この場合はUbuntu 9.04を使いましたが、Ubuntu 9.10でもたぶん問題ないと思います。
デスクトップ版のインストールCDの作り方はサーバー版とそんなに変わらないですし、手順もウィザードがバシバシ進めてくれて超カンタンなので割愛いたします。

インストールが完了したら環境にあわせてネットワークの設定をしましょう。自分の場合はルーターのDHCPから外して固定IPに設定してしまいました。


Apacheをインストール

まずはWebサーバーを構築しないとお話にならないので、最初にApacheをインストールします。
インストール方法はDQN起業日記さんで紹介されてましたので、解説の通りに手順をふみます。

簡単!UbuntuにApache2をインストールする方法 - DQN起業日記

インストール

アプリケーション → アクセサリ → 端末を起動して、以下のコマンドを入力。

sudo apt-get install apache2

数分でインストールが終わる。

動作確認

次にFirefoxを起動してアドレスバーに以下を入力。

http://localhost/

ブラウザに、It works!と表示されたらインストール成功!感動の一瞬です。

おぉ超カンタンです♪


Webminをインストール

MySQLとPHPはすっ飛ばして、ブラウザからサーバーをコントロールできるようにWebminをインストールします。
せっかくデスクトップ環境があるので、試しにデスクトップからやってみました。

ブラウザ(Firefox)からWEBMIN.COM 日本語公式サイトにアクセス(←これダメ手順です)して、Webmin 1.430のDebianパッケージをテキトーにデスクトップあたりにダウンロードします。
ダウンロードしたらdebパッケージ上で右クリックメニューを出してインストーラーを起動します。

Webmin GUI Install Screen Shot

足りないパッケージは勝手に持ってきてくれるので、「パッケージのインストール」をクリックしてインストールします。


インストールが完了したらブラウザからhttps://localhost:10000/にアクセスします。
他のPCからアクセスする場合は、「localhost」の部分をサーバー名とかIPアドレスに変えてアクセスすればOKです。

アクセスするとサーバ証明書の警告が出るかと思います。

Webminで証明書の警告

SSLで接続してるのに証明書ナイですからねw
なのでブラウザ側でこのアドレスのサーバ証明書を例外サイトに設定しましょう。

Webmin証明書マネージャ Screen Shot

これで無事にWebminにアクセスできるようになったハズです!

Webmin Screen Shot

おぉ!ステキング♪


Webminがアップグレードできない

あとはWebmin経由でMySQLとかPHPとか構築していけばいいのでカンタンです。
と思ったらWebminに最新版があるよ!と警告メッセージが。じゃあまずはWebminのアップグレードを実行しようと思ったら...アップグレードできない!!

なんだコレはと調べたところ、Webminのアップグレード用のパッケージのリンク先が消失しているのが原因と判明。
どうもバージョンが新しくなってWebmin本家サイトのサイト構造が大幅に変わったらしいです。
同じ理由でUserminとかもインストールできなくなっています。

という事でWebmin本家サイトから最新版のWebmin 1.500をダウンロードして、再度インストールし直しました。


Webmin(に限らず?)をインストールする場合は日本語公式サイトじゃなくて、本家サイトから最新版をダウンロードするように注意しましょう。
いい勉強になりました...

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