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デザイナーという仕事

このブログも書き始めてちょうど3年が経つのですね!いや〜なかなか新しいエントリーを書けません…月に1回ペースになってしまいましたw

というのも理由がありまして、使っているレンタルサーバのバージョンアップがあると情報を掴んでいた事と、いよいよ2007年版にサイトもリニューアルさせる準備をしていた事が重なってしまいました。
5月中には大幅リニューアルして、溜め込んでいたネタをいろいろ投下したいと思います。


今年度も早1ヶ月が過ぎましたが、社会に羽ばたいた新人デザイナーの皆様も、ボチボチ五月病発祥という時期でしょうかw
私も社会に出てもう12年が経ちました。
このデザイン業界一筋でやってきましたので、デザイナー歴も(一応w)12年ということになります。思い返せば早いものです。

学生時代の同級生や先輩、後輩達、全員ではありませんが、同じ業界に羽ばたいていった人もおります。しかし1年経ち、2年経ち、3年経ち…ふと気がつくと、体調不良や精神汚染といった様々な理由で、業界を去っていった人達もたくさんおります。
これは別段異常な事態ではなく、繰り返されてきた業界の慣習でもあります。

先日発売された"WebDesigning 2007年5月号"で、永原康史さんの「デザインにできること」のコーナーで新人デザイナーへの心得を説かれていました。

「デザインにできること:フレッシュデザイナー」
デザインは答えのない仕事である。スタディを重ねて、いつまでも作業をすることができる。だから、定時で帰りたいと思っている人がやるべき仕事ではない。もう帰った方がいいよ、と言われても、残ってアレコレ試してみるのがデザイナーというものだ。
プログラマーは「人工(にんく)」という考え方をする。もともとは土木作業の用語で、人ひとりの1日の労働量をもとに、作業に必要な延べ人数をあらわす。〜
デザイナーの仕事は、こうした算出のしかたに馴染まない。時間をかけようがかけまいが、制作物の成果で評価される。時間で自分の仕事を計っているうちはデザイナーとは呼べないだろう。

デザイナー同士で残業時間や不眠時間を競い合うのは挨拶みたいなものですw
もちろん、本質的な部分では「労働時間」を競っているワケではありません。
「労働時間」は自然と長くなり、そして確実に定時では帰れなくなるものなのです。

「デザイン」という作業をしている間には、結構「考えている時間」というものが発生します。
じっと空中を見つめている場合もあれば、ダラダラとネットサーフィンをしていたり、本をパラパラめくってみたり…その意味不明な行動様式は様々ですが、一様にアイディアが降りてくるのを待っているのです。

この「考えている時間」を"労働ではない"とみなせば、「デザイン」するという事は"働いていない"という事になります。
理解されていない労働環境、つまりはそういった経営者・管理者の認識の下においては、「真の意味でのデザイン」というもの生み出す環境は無いに等しいという事です。キーボードやマウスを忙しそうに動かす事が「デザイン」する事ではないのです。
そこに生じる"デザイナーと経営者の意識のミスマッチ"がひとつの原因となって、多くの若きデザイナー達が潰されていった背景が、そこにはあるのです。


前述の「デザインにできること」の記事には続いて次のように書かれていました。

コンピューターでデザインすることで、たくさんの作業が統合され、誰もが"デザイナー"と呼ばれるようになった。すべての行程を一人で行えることは悪い事ではない。逆にぼくはそれを推奨してきた。
でも、そのことと、すぐにデザイナーになれることはイコールではない。時代が移り、技術や環境が変わっても、変わらず使える"デザインという方法"を身につけた者を"デザイナー"と呼ぶのだ。
どんなにパソコンの知識が豊富でも、イラレやフォトショの操作が速くても、それで"デザイナー"とは呼ばれません。
デザインとは、単なるオペレーションとはまったく違うベクトルに存在するものなのです。

続けてシメのお言葉が…

ぼくが自分のことをデザイナーだと思えるようになったのは、40歳を過ぎてからのことだと思う。
〜桜は散り際が美しい。かもしれないが、咲いているときだって美しいに決まっている。雨や風に負けず、長く咲いていて欲しいと思う。
まだまだ私も若輩者のようですw

でもこれからもずっと、「デザイナー」という仕事で花を咲かせ続けていければと思っています。
新人デザイナーの皆さんと顔をあわせる事はないかもしれませんが、終わる事のないお花見を、この業界で演出し続けて行きましょうw

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コメント (2)

taka:

涙ほろり。終わりなきお花見、私も参加していたかったなぁ・・・・。応援してます。

takaさんどうもw
まあどんな仕事でもそうですが、今や10年とか継続して出来るのはなかなか難しいでしょう。特にこの業界は…
応援ありがとうございますm(_ _)m

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