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2007 NewYear Massage

Infinity Dimensions 2007 NewYear Massage

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

さて、毎年新年を迎える際に、皆様にメッセージをお送りさせていただいておりますが、2007年は若干長文になります。

各種メディアにて過去に報道された話で恐縮ではございますが、今一度取り上げさせていただきたいと思います。
2005年度グッドデザイン大賞を受賞した製品に、テルモ株式会社が製作した「インスリン用注射針[ナノパス33]」があります。
何ゆえ注射針がグッドデザイン大賞を受賞するに至ったのか?
その大きな特徴は「痛くない注射針」という点です。

糖尿病でインスリンの自己注射を行なっている患者さんは国内で60万人もおられるそうです。インスリン注射は血糖値に応じて毎日行わなければなりません。小児糖尿病にかかる児童は年600名ほどおり、大人と同じように腹部に自己注射を行う必要があります。「その痛みを少しでも和らげてあげたい」との思いで開発に挑戦し、製品化に成功したのがこの世界一細い針です。
従来の31Gより20%細い33G(0.2mm)という蚊の針ほどの細さで、その開発には非常に高度な技術を要します。
針は細くすればするほど注射液を入れる抵抗が増してしまうため、細くするにも限界があります。この針は流体力学のハンズ・ポアズイユの法則をはじめて医療機器に応用し、先端は細く、徐々に太くするテーパー構造を取り入れる事で実現いたしました。

しかしながら開発に成功しても、その技術の高さゆえに製造も至難を極めます。この「世界一細い針」の製造には、金属深絞り加工の世界的職人として知られ、従業員数6人の東京都墨田区の町工場でありながらも世界の大企業やNASAなどに注目され、製品が次々に採用される実績を持つ「岡野工業株式会社」があたりました。
その製造技術は非常に高度で、すぐにコピー製品を作ってしまう中国や東南アジア諸国では絶対に真似る事が出来ないと、岡野社長も自負しております。


目に見えない部分で実践する高度な技術、他社では真似ることの出来ない深いノウハウ。
お客様自身も気がつかなかった「痛み」を見つけて解決する事、そして職人である事。
弊社の精神にも同じ血が通っています。

2007年も新たな事にチャレンジし続け、弛まなく技術の向上に努める所存です。
今後とも変わらぬご愛顧を宜しくお願い申し上げます。

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