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恋愛する脳とクリエイター

最近2〜4日に1回のペースでしか家に帰っていません。年度末進行というのをビシビシと痛感しております...。


今回はちょっと趣向を変えて、いつもと違ったお話をお届けいたします。
年明けあたりの話なんですが、就職活動をしていた教え子の学生からメールをいただきまして、デザイン事務所で面接までこぎつけたという報告だったんですが...で、こんなやり取りをしました。
※文面は実際と異なり若干脚色されております。



学:「今度は面接と筆記だそうです。2次審査の作品良く出来てるって褒められました(笑)そして私はある事に気が付きました。恋にうつつをぬかしている場合ではないと目覚めました!!」
私:「え?意味ワカンネ〜よw でも人間は一人じゃ生きていけないからそっちもガンバレ!」
学:「それは...意外なこたえが帰ってきました(笑)」

意外ってなんだよ?!という事で今回はクリエイターに恋愛は欠かせないというお話♪

恋愛をしてドキドキするのは、脳の中で脳内物質の"ドーパミン"という伝達ホルモンが、快感を感じ取る"A-10神経細胞(ドーパミンニューロン)"と結びついて発生する興奮現象です。
人間はより強い快感を得ることを本能的に追求しようとしますので、より快感の強い恋愛に求めて日々努力惜しまないのです。食事をすると同様に快感を感じるので「より美味しいもの」と追求するというのは、まあ自然な欲望の流れという事らしいです。

食欲や睡眠欲で感じる快感と違って、"恋愛"で感じる快感には特に"ノルアドレナリン"や"PEA"といったホルモンが多く分泌されていると言われています。このPEAはドーパミンが分泌されなくとも直接"A-10神経細胞"にはまりこみ、とんでもなく強烈な快感を人間にもたらすのです。

ドーパミンは"チロシン"というアミノ酸からつくられたアミンの一種で、この"チロシン"という物質が実は麻薬の主成分...「恋愛中毒」というのは「薬物中毒」と同じなんですね。で、ドーパミンは脳を覚醒したり快感を誘うといった現象を引き起こすんですが、同時に「創造性を発揮させる」という興味深い現象も起こさせます。


非常に発達した人間の脳の部位として「前頭連合野」があります。いわゆる「前頭葉」という部分です。
前頭葉にはたくさんの"A-10神経細胞"が分布していて、ドーパミンが多く放出されることによって、前頭葉の神経細胞への入力が増え、前頭葉が活発に働くようになります。そして前頭葉に張り巡らされた"A-10神経細胞"が、ある限界を超えて興奮し始めたとき、ドーパミンの過剰放出現象が起こります。
ドーパミンの過剰放出が起こると脳に大きな負担がかかるため、自動的にブレーキを掛けようとしますが、実際にブレーキがかかるまでタイムラグがあるため、この間にドーパミンがどんどん放出され続け、前頭葉の活動が加速度的に高まって行きます。この時に「創造の瞬間」というのは訪れるという仮説があるそうです。


デザイナーのような「創造性を発揮させる」クリエイターという種類の人間にとって、"恋愛"という行為そのものが重要な意味を持つこととなります。つまりは「恋にうつつをぬかしてなんぼなんだ」という事を私は教え子に言いたかったんです!!ご理解いただけたでしょうか?

あ!こんなロマンのない事ばっかり言ってるから「意外」って言われちゃうんですね...今気が付きましたw